2024年9月7日(土)中百舌鳥キャンパスツアーを開催いたしました。
9月7日に「桑原先生に学ぶ地球学実習~中百舌鳥キャンパスツアー」を実施し、48名の有志の保護者を迎えました。
当日は開式後、参加者全員で桑原先生の「地球学について」の講義を受けました。その後、参加者を2班に分け、「顕微鏡を使った実習」と「体験と震源ちゃんの作成+“防災を忘れないための工夫”をテーマにグループデスカッション」を行い、その後、全員で震災体験談を聞き、グループディスカッションの内容を各グループの代表者がプレゼンテーションを行い、その総括を桑原先生にしていただくといった、盛りだくさんの内容でした。
顕微鏡を使った実習では桑原先生と桑原先生の研究室の学生さんのご指導のもと、双眼実体顕微鏡や偏光顕微鏡、空中写真実体鏡やルーペを使用し化石や空中写真の観察をしました。久しぶりに使う顕微鏡に「数十年ぶり顕微鏡触るわ~」「昔、使っていた顕微鏡はこんなんじゃなかったな~」「めちゃよく見えるな~」といった声が聞こえてきました。参加者はわからないことを先生や学生さんに積極的に質問したり、逆にわかっている方がわからない方に教えていらっしゃったりと和気あいあいとした雰囲気で実習を受けていらっしゃいました。ハサミものりも使わず、折り紙のように組み立てる「震源ちゃん」を製作する際は、童心にもどられて無心に作業されたり、お子様が幼い頃に一緒に折り紙をした思い出話をされたり、ここでも折り紙が得意な方が苦手な方のお手伝いをされたりと温かな交流が生まれていました。
「防災を忘れないための工夫」をテーマにしたグループディスカッションでは、それぞれに普段から実施されていることや、これから取り組みたいことを中心に話し合いをしました。ほとんどの方が初対面ではありましたが、一人一人が意見を発表し、短い時間ではありましたが密なディスカッションだったのではないかと思います。交流委員代表による震災体験談には、皆様が真剣に耳を傾けて、体験談が終わった後に「めちゃめちゃわかるわ~」、「当時のことを思い出すわ~」と感慨深く話す方もおられました。震災体験談を聞くことも「防災を忘れないための工夫」の一つなのかもしれません。グループディスカッションのプレゼンテーションは各班の代表者が自分の班の意見をまとめて発表しました。当日に代表者を決めたので、大勢の前での発表が苦手だとおっしゃる方もいましたが、大役を引き受けてくださりありがとうございました。
閉会後もその場に残ってグループで話をされている方も多く、このキャンパスツアーを楽しんでくださったのだなとうれしく思いました。参加者の皆様がとても協力的で、積極的に学ぼうとしたり、コミュニケーションを取ろうとしてくださる姿を拝見して、キャンパスツアーの意義がわかったような気がします。これから交流委員会としてキャンパスツアーに携わり、大人になっても学び、交流ができる場を作っていければと思いました。(理学部1回生保護者)
<アンケートより抜粋>
・大学の授業を体験できたことは、楽しかったです。実習体験もグループディスカッションは、時間の都合上で短かったですが、大学の保護者とお話しできたことは、とても良かったです。学年は違えども実り多いディスカッションができました。
・全グループ同じテーマでのディスカッションでしたので、発表がほぼかぶってしまった気がします。AとBは別のテーマでも良かったかもと思いました。スタッフの方皆さん丁寧なご対応で、気持ちよく参加することが出来ました。実習も貴重な顕微鏡体験をさせて頂き、ありがとうございました。
・今回のキャンパスツアーは、構内を案内して頂きながらの交流会と思ってましたが、もっと実りおおもので良かったです。出来ましたら、来年も同じ企画でしたら、また参加して改めて防災に対しての姿勢を親子共々向上して活きたいと思いました。今回も学生の方が、手伝って下さるのは、好感が持てました。また、このような交流会があるので、独り暮らしをしている子どもの様子を見がてら来れるので、次も参加したいと思っております。毎回、教育講演会のお手伝いをして下さるスタッフのお母様方には、頭が下がります。とても親切です。今回のディスカッションでも場が盛り上がるように配慮してくださりました。ありがとうございました。